手元には凶器……
だけど料理中だったのか、顔に似合わないクマちゃんのエプロンをして立っていた。

変わった風変わりな、父さんに……





「ダメだ………くっ、笑いが」抑えきれない。


腹の底から出たのは………






「あはははっまじやばいってそれは!!」




「……………っ」
胸ぐらを掴んでいた類くんの手が微かに緩んだ。

堪えてる苦痛に歪んだ顔をして、笑わまいと我慢して微かに横を向いた。


分かるーーー分かるけど。




何度だって言う。
父さんが厳つい強面顔。
手には凶器が、似合うあっち系の人。



が……………クマちゃんのエプロンと来たら
笑いが止まらない。

抑えきれない………。