「類、先に学校いっていいよ?」


類とは、僕を先程から睨んでる目付きの悪い不良くん。

なんで僕は狙われているのか、分からない。


命を狙われている気がして、冷や汗もんだ。

学校に向かう最中、ずっと背中を睨みつけられて、生きた心地がしないのに。


「いや、行く「じゃあ、、その目やめな。失礼じゃん、大雅くんに。
なんにもしてないんだからさ」


えっ!!
感じた視線は、確かに僕だけに向けられていたもの。
絶対絶対純白ちゃんに、向けられたものではない。

だけど純白ちゃんは、キリッとした強気な瞳で、彼を見た。


一瞬、緩む不良くん。



「ーーだって、そんなガキ」



ーーガキ!?



僕は辺りを見渡した。

ガキって僕だよね。

ってか、1歳しか変わらないのに。