1秒読書 3秒後に違う世界【超短編集】

壁に耳あり障子に目あり

 壁に耳あり障子に目ありということわざを知っているだろ。
 それは、どこで誰が見ているか誰が聞いているのかわからないから、気を付けて生活しろってことだろ。

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 まさに、今、俺はその渦中にいる。
 誰かもわからないが、見ているし、聞き耳をたてているようなのだ。
 しかし、こちらからは見えない。妖怪か? そうではない。
 俺はどこにいると思う?



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 俺は刑務所の中さ。常に見張られているというわけだ。