『これからは俺がずっと茉白のそばにいてやるから、もう泣くなよ』 『……ほんと?碧くん、ずっとそばにいてくれる?お母さんみたいにいなくならない?』 『いなくならねぇよ』 『ぜったいだよ?』 『あぁ』 5歳の頃、碧とはずっと一緒にいられるんだと思っていた。 誓いもしてくれたから、大丈夫だと思っていた。 でも──それが叶わないことかもしれない、って思ったのは小学校中学年の時。