それを聞いた碧は、石になったように固まって。
最初は驚いていたみたいだったけど、すぐに申しわけなさそうな表情へと変わり、わたしにたくさん頭を下げた。
……碧が悪いわけじゃないのに。
「本当にすみません。俺が1番に気づくべきだったのに……。お嬢が危険な時に呑気に追試なんて受けてしまって……」
「元はと言えばわたしがついて行ったのが悪いから、碧は謝らないでよ!」
「ですが……」
「碧はなにも悪くないよ!」
「本当にすみませんでした。これからは俺がお嬢のどんなことにもいち早く気づけるよう、努力します……」
ぎゅっと強く拳を握りしめた彼。
そのあとは元気がなくなり、俯いていた。



