お嬢は若頭のぜんぶを知りたい。



聞いた瞬間、にやけ出す凛ちゃん。
小さな声で「小鳥遊くんの相談ね?」と聞かれて、こくりとうなずいた。


そうすれば凛ちゃんは。


「押して押して押しまくるって、とにかく積極的になることじゃないかな。
例えば……相手のすごいところを褒めたり!手作りのお菓子とかあげて、女子力をアピールして見せたり!ボディタッチしたりとか、時には押し倒したりとか!」


と、答えてくれた。


すごい、たくさん。
凛ちゃんはすごいな……。
わたしは考えてもさっぱりわからなかったのに。


「茉白って、小鳥遊くんと家近かったりするの?」
「う、うん」


本当は一緒に住んでいるけど、それを言ったらいろいろとやばいかもしれないから、秘密にしておく。


「家によく行ったりはするの?」
「うん」


「そっかそっか!じゃあ押し倒してみるのが1番いいんじゃない?これが1番ドキッとすること間違いなしだと思う!」
「え!?」


思わず大きな声が出た。


お、お、押し倒す……なんて。
そ、そんなこと……。