仕事を通して彼とは仲良くなり、
付き合う迄に、さほど時間は掛からなかった。


彼は私とは違う大学に通っていたけど、
家がそのファミレスの近所だった。



彼は実家暮らしなので、
次第に私のその一人暮らしのワンルームマンションに、
彼は入り浸るようになっていた。



バイト仲間の間で、優しいと評判の彼。


彼女になった私には、さらに特別優しかった。


電話もLINEも頻繁にくれたし、
デートではいつも彼が奢ってくれた。


プレゼントだって、沢山くれた。


勉強だって教えてくれたし、
私よりも料理が上手で、
何度も彼は私に手料理をご馳走してくれた。


怒る事なんかなく、いつもニコニコと子供のような笑顔を浮かべていた彼。


そんな優しい代表みたいな彼が変わり出したのは、
彼と初めて結ばれた時だろう。