哉斗くんのおかげで外の知らない世界を知った。彼女になって、話をしたりデートしたりしてそんな中でもっと知りたいと思った。 『もっと、外の世界を知りたいの。哉斗くんの生きている世界を知りたい。だから少しでも伝えられるようになりたい』 お父様は少し黙り込んだけど、すぐに私の顔を見る。 「分かった。病院は知り合いに相談しよう。学校は編入にしようか」 『ありがとうございます!』 お父様の古い友人が院長を務めている藍瀬病院でリハビリをさせてもらえることになった。