『――で、どうなの? 哉斗くんとは』

『えっ? 急にどうしたのお母さん……哉斗くんはいつも優しいよ』


 誕生日パーティーが終わり、それから早いもので夏になった。


『ちがうよ、好き?』

『もちろん! 哉斗くんのこと、好き』


 哉斗くんは仲良くしてくれているし、毎日会いに来てくれる。それに哉斗くんの友人の海斗くんもたまに来てくれていろいろな話をしてくれるから毎日楽しい。


『美央ちゃんも恋してくれて嬉しいわ〜』