うぅっ……! 可愛すぎか!
萌え死にしそう。
もう、抱きしめたい。キスしたい。早く好きだって言いたい。
『少しだけならいいよ』
そう手話で言うと、美央ちゃんの隣に座る。
こんなに近くに好きな子がいて、我慢しろなんて拷問かよ……。
せっかく優しく爽やかな男子を作ってきたのに、もし手を出して嫌われたら今までの努力が水の泡だ。
『哉斗くん、どうしたの?』
『なんでもないよ』
隣で笑う美央ちゃんが可愛くて仕方ない。自分だけのモノにしたい気持ちを抑えて俺は美央ちゃんに笑いかけた。
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