『どうかした?』


 頭を傾げる彼は、爽やかに笑っていてかっこいい……そう思ったら、ドキドキして体温が上昇するのが分かる。

 本当に私、どうしたんだろう。今きっと、顔が真っ赤だ。


『なんでもない!』


 そう思い切り言うと、哉斗くんが買ってきてくれたぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。