「……もう行っちゃうの?」 上目遣いで見る彼女。きっと、普通の男子なら一瞬で落ちるだろう。だが、俺には気持ち悪い。 美央ちゃんがやったら、超絶可愛いと思うけど。 「君のそれ、やめた方がいいよ」 「……え」 「じゃあね」 そう言い残し、トレー返却をすると食堂を出る。するとなぜか周りはザワザワしはじめたが気にせずに誰もいないであろう屋上へと向かった。