えっ? 好き? 可愛い……?
 そんなはず、は……。


『俺は、美央ちゃんが好きだ。俺と付き合ってください』


 そう言った哉斗くんはまたお辞儀をする。私は、彼に言われたことを頭の中で整理をする。

 私のことが好き……。

 心の声でそう言うと、だんだん体温が上昇し身体が熱い。ドキドキと心臓が鳴り響き何がなんだか分からなくなる。