二色くんと夜のせい





「わ、わたし、都合よくとらえてもいい……ってこと?」



膝の上でぎゅっと手を握りしめる。瞳をあわせるように見つめると、再び視線が交わった。

黒の双眸がわたしをとらえている。感情が読み取れなくて、緊張でで心臓がどくどくと脈を打つ。



期待すればいいって、二色くんが言ったんだ。


そんなこと言われてわたしがスルー出来るわけがない。いつだって、わたしは二色くんのトクベツになりたくてしかたないのだ。

わたしの問いかけに、二色くんは表情を変えずに「さぁ?」と曖昧に答えた。



わたしの愛が毎日ダダ漏れなのを言いことに、時々反応を見て楽しんでいるようにも思える。


二色くんの意地悪なところ。そんな一面を知っている女の子は、わたしの他に誰かいるのかな。