二色くんと夜のせい






流れるままに、二色くんとふたりきり。


まさかこんな展開になるとは思っていなくて、突然のふたりきりを前にぎこちない空気が漂う。



「……満足した?」


少しの沈黙の後、ベッドから起き上がった二色くんがわたしの隣に座り直す。それから、空気を破るように口を開いた。「え?」と聞き返せば、小さくため息が零れる。



「おれの写真……何がそんなにいいかわかんないけど。見たかったんでしょ」

「えっ!あ、うん!満足した!すごく!」



二色くん、ホントにどの時代もかっこよくて可愛くて天使みたいだった。三船先輩が時折聞かせてくれたエピソードも鼻血ものだったし。

どれを見ても、好きだなあって思ったの。


勝手に知ろうとしたことはごめんなさい。そう謝れば、「べつに」といつもの短い返事をされる。

……二色くん、やっぱり絶対ツンデレだよね?