肩を組む三船先輩の腕をぱしっと払った二色くん。雰囲気がいつもより冷え切っていてちょっと怖い。 「に、二色くんあのっ、あのね」 「椿と会うことは俺に言えないことなんだ?」 うう、怖いよ、睨まないで。 これには海より深い訳があるんだ。 どうしてわたしがこんなに焦っているか、なんてもちろん、今日これから三船先輩と約束している内容を二色くんに知られたくないから。 言えないんだもん。 知られたら───…嫌われちゃうかもしれない、から。