このタイミングで現れたのは、良かったのか悪かったのか。 本来の待ち人―――三船先輩がやって来て、二色くんが「は?」と声をこぼした。 心なしかいつもより低めのトーンに背筋が震える。 「……なんで木嶋さんと椿が待ち合わせしてんの?」 背中を冷や汗が流れている。 そんなわたしなんておかまいなしに、三船先輩は久しぶりに二色くんと絡めるのが嬉しいのかにこにこしながら「ひさしぶりじゃん綺春ぅ!」なんて言っている。 さては先輩、本名は 三船・K(空気読めない)・椿 だったのか?