二色くんって猫みたいだ。警戒心強めで全然懐いてくれないのに、慣れてくるとかわいいところがたくさん見つかる。
本人も猫好きだし。類は友を呼ぶってやつかな、違うかな。
「……二色くん、罪深い」
「あーお腹空いた」
「無視しないで!?それもそれで罪に値するからね!」
「うるさいなこの人」
二色くん。好きだよ、大好きだよ、本当に。
いつかきみと両想いになれるように、わたし頑張るから。
「そういえばさっき口パクでなんて言ってたの?」
「リュックにスカート引っ張られてて見えそうだよって」
「なっ……うっ、つ、罪です……」
「ふ、うん。そーだね」
「認めるんだ……うえーん……」
だから、覚悟しててね二色くん!