二色くんと夜のせい






……でも、でもね。


優しさは伝わってるけど、わたしは欲張りだから。ちゃんとわかりやすい言葉にしてほしいって思っちゃうんだ。



「二色くん、一緒に帰ってもいい?」



アオちゃんも言ってくれたけど、わたしは二色くんにとって少しは特別になれてるんじゃないかって錯覚してしまいそうになる。



二色くんがわたしを突き放さないでいてくれるのは、強制的に友達になったことと、どうやらわたしが変人(認めたくはないけど)だから一括りにしないでいてくれるだけって、ちゃんとわかってるんだけどね。



でも、わたしが勘違いしちゃうのは二色くんのせいだ。

少なくとも『大嫌い』ではないのかなって思ってるからこんなにアピールできてるんだもん。流石に、凄く嫌われてたらわたしの心も持たない。