二色くんと夜のせい






「なに?」と振り返った二色くんと目が合う。黒の双眸に捕らわれて、どき…と心臓が鳴った。


二色くんと目が合うたびに恋をする。

脅す形になってしまったとは言え、二色くんがわたしを突き放さないのは「友達」だからなのだと思う。


二色くんにとってのわたしは、知らない人じゃない。その事実にさえもドキドキしてしまうんだ。



「えっと……今日も好きだよ!」

「またそれかよ」

「今日まだ1回しか言ってないなと思って!」

「普通告白ってそんな毎日するもんじゃないけどね」


わかってるの。でも、こんなに気持ちを伝えたくなるのは二色くんにだけだから。

「はいはい」ってあしらわれて嬉しくなっちゃうの、やっぱりわたしってちょっと変?