二色くんと夜のせい







「綺春くん最近ちょっと甘さに磨きが…」

「そうでもない」

「そうでもある…」

「帰ろ、はやく」





「最近晴れ過ぎじゃないかなぁ。雨降らないかな…」


「……はあ? 晴れに越したことはないでしょ」

「でもわたし綺春くんが弱ったネコチヤンになるところもう一回見t」

「人の弱みを利用し始めたんだ、ふーん、へえ、そう」

「そんな冷めた目でこっち見ないで綺春くん……好きだよ……」

「オレモスキ」

「綺春くんストップ、こころが籠ってないから最初からやり直してもらっていい?」

「最初ってどこ」







───これは、素直すぎるわたしと素直じゃないきみの、今となっては全部愛おしい思い出と化したスーパーハッピーな恋の話である、まる!