二色くんと夜のせい






数分後、わたしのママがやって来て、猫捜索が再開。


わたしと二色くんがセットで、ママが単独で捜索して、更に15分ほど近所を回った頃。



「にゃぁ……」

「……チョコ!」




どこから戻ってきたのか、チョコと呼ばれた三毛猫が二色くんに飛びついた。

夜に出歩くなんて、怖いもの知らずな猫ちゃんだなぁ。かわいいけど。



「よかったね二色くん!」

「…あぁ……えー、と……ありがとう、ございました」



猫を抱える二色くんの元に駆け寄ってそう言えば、急によそよそしくお礼を言われた。

さっきまでわたしの腕を掴んで離さなかったのに、今や目も合わないし、距離も取られている。


なんでぇ…?と首を傾げるも、その謎はすぐに解けることになる。