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「綺春くん!好き!」
「うん」
「ううう……綺春くんすきです……」
「うん、知ってる」
「……好きだなぁ」
「わかってるよ」
木嶋さんがおれに好きだというたびにバカみたいに安心する。おれのことで一喜一憂する姿を見るたびにうれしくなる。
顔だけじゃない、おれのことを見てくれる。
これが恋だと気付いたのはいつからか。
気付けばいつも目で追っていた。おれのところに寄ってくるたびに、木嶋さんはホントにおれのことを好きでいてくれているんだなって実感した。
────気付いた時にはもう恋だったんだ。
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