「まあ気持ちはわからんでもないけどね」そう言って笑う久保くん。
わたしは普段……というかこれまでも、異性で仲良く離せる人がいなかったから、広報委員の仕事を通して久保くんと仲良くなれたのがなんだかとても新鮮なできごとだ。
フレンドリーで爽やかで、どちらかというと三船先輩タイプのひとだから、毎日放課後に顔を合わせるのもそこまで苦痛じゃなかったのかもな……と、けたけたと笑う久保くんを見て思った。
「二色な。かっこいいよなぁ、俺が男でも惚れるわ。まじでもはやファン」
「うんうんわかる!」
「あとああ見えて甘党だよな? 時々いちごみるくとか飲んでるじゃん」
「っそうなの! かわいいよね!?ギャップが!」
「な。頭も良いし背も高いし。名前も天才だろ、二色綺春って」
「かんっぜんにヒーローだよねわかる!」
「あとでも意外とわかりやすいとこも、俺的には結構好感でさぁ」
「わか──…うんん?」



