二色くんと夜のせい







夕暮れ時の通学路。

時々自転車が通ったり電車が通ったりするくらいで、人はそう多くない。高いビルもそう多くないから、空がとても広かった。


オレンジ色の空がとてもきれいで、綺春くんも見てたらいいな……なんてそんなことを考える。



好きになってから半年。

自分じゃ想像もできないくらい綺春くんにぞっこんで、気づけば綺春くんのことばかり。


呆れた顔も、ため息も、ちょっと意地悪な顔も、ホントは寂しがりやなところも、わたしの「好き」を受け止めてくれるところも───全部全部大好きで、大切にしたいもの。