二色くんと夜のせい




「今までアオちゃんべったりだった恋那がひとりの男の子に夢中になってるんだもん。ママもちょっと寂しかったりするし、アオちゃんも同じだと思うのよねえ」

「ええ、そうなのかなぁ」

「いちばん応援してくれてて、それでいちばん寂しがってるの。きっとお互い様ね、ふふ」



ママはそう言って微笑むと、ぐびーっとビールを一気飲みした。



「雨、明日には止んでるといいけどどうなるかしらね」

「明日もパパ帰ってこれなかったらママ寂しいよね」

「ホントよ~」



ママはちょっと酔っているみたいで、へにゃりと笑いながらそう言った。


ママとパパはいつも仲良しで、娘のわたしから見ていてもとても微笑ましい。

お互いを信用していて、想い合っているのがちゃんと伝わるから、わたしも結婚するならパパとママみたいな関係性になれる人がいいなぁって憧れたりもするのだ。