「うははっ、恋那も独占欲強くなってきてて可愛いね」
「アオちゃんと三船先輩の話はいっぱい聞きたいよ……」
「やーだ、私もひみつにするもん」
「うっ……」
「でも、悩むことあったらすぐ相談するね」
「それはわたしもだよアオちゃん! 大好き!」
ギュッと抱きつけば、アオちゃんは よしよし、と頭を撫でてくれた。
三船先輩に取られちゃうのは寂しいけど、わたしが男の子だったらぜったいアオちゃんのことを好きになるから、先輩見る目あるなぁって思う。
だいすきな親友が幸せそうならわたしも嬉しいもん。
「じゃあ今日はわたし一人でママのプレゼント買いに行くことにする。アオちゃん、楽しんでね」
「うん、ありがと。今日夜から雨降るって予報だったから、早めに帰った方いいよ」
「アオちゃん、それね、わたしのママも朝言ってた!」
「やだ待って、まだ親友でいさせて」
窓の外から覗いた空は、青空の中に灰色の雲が混ざっていて、少しだけ不穏な色をしていた。



