だけど、ナンパしてきたふたりは意外と優しい人で。
「そっかぁ、それつらいなぁ」
って。わたしを慰めるようにそう声を落とした。
「おねーさんの好きな人、どんな人?」
「やさしくて……かっこよくて、冷たいけど結局優しい……あとツンデレなのです……」
「ツンデレ!さてはおモテになるなその人!」
「すごいモテモテなの〜……うう、わたしなんか全然ダメで……っ、」
「でも今日はその人とデートなんじゃん? 脈アリなのでは?」
「うっ、……!ダメなのそんなふうに言われたら期待しちゃうので……っでもデートなのそうなの……!うううぅわかんないつらい〜〜!」
茶髪さんも黒髪さんも、同情というよりは本当にわたしの好きな人の話に興味があるようで、たくさんリアクションを返してくれた。



