「4人で入るよりペアのがいいよな。てことは恋那と綺春がペアで、俺と蒼依が……」
「……あー…おれは」
「あ、あ、待ってください先輩!」
大丈夫、綺春くん。
わたしが守るから無理しなくていいよ。
「っアオちゃんと先輩ふたりで行ってきてください!」
「え? でも」
「わ、わたし! ふたりきりになるならお化けより観覧車から綺麗な景色が見たいので!」
聞き間違いのしようがないくらいの声量ではっきりそう告げる。
アオちゃんと三船先輩は面食らったように瞬きをして、それから納得したように わはっと吹きだした。
「なるほどなるほど、たしかにね」
「そういうことなら全然了解。終わったら連絡し合ってどこかで落ち合おうぜ」



