「デートっていうか……そういう風になる?」
「なる!」
「ああ、いや…そうだよね木嶋さんは」
わたしに聞いたらイエスしか返ってこないことに、聞いてから気づいたみたいだ。
目を逸らしくしゃくしゃと髪を掻く綺春くん。
ふふ、残念ながらもう手遅れ。「そんなつもりなかった」なんて言葉は、わたしには通用しないんだから。
綺春くんとデート。
おやすみの日にまで会えるなんて奇跡みたい。恋に落ちたあの日ぶりに制服じゃない綺春くんを見れるってことだし。
なにそれやばい、今月のわたしもしかして恋愛運絶好調?
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