二色くんと夜のせい








それから数分。

綺春くんの膝の上で寝始めたようとするチョコちゃんの背中を撫でながら、綺春くんがめちゃくちゃ愛おしそうな顔をしている。


かわいいって思っているのがわたしにまで伝わって来る。


大事にされてるんだなぁ、チョコちゃん。

はじめて会った時も、にがてな夜にひとりで探しまわるくらいだもんね。


チョコちゃんくらい、わたしも綺春くんに好きになってもらえたらなー…なんてぼんやりと考えていると、「そういえば」と綺春くんが思いだしたように話題を切り出した。



「昨日椿が木嶋さんのこと『良き友』って言ってたやつ…あれって結局どういうことだったの?」

「あ。えっとね、交換条件があって……」

「交換条件?」