二色くんと夜のせい






「この綺春くんの寝顔かわいすぎる……っチョコちゃんとおひるね……」

「いいって、恥ずかしいし」

「こっちは誕生日だね!?三船先輩の家で見たショットとは違うやつ!」

「木嶋さんってば」

「この運動会のも可愛いホントに小さい頃から整った顔して​───っ、」

「もう終わり」


後ろから伸びてきた手が、肩越しにわたしの手元から写真立てを奪った。


耳元で綺春くんの声がする。止まった思考を戻すように、瞬きを数回。


それからゆっくり振り向いて、



「実物ここに居るんだし、写真はもういいでしょ」

「……ッ」



ふ、と口角を上げて笑う綺春くんに、わたしの心臓は無事撃ち抜かれた。


……ぜったいぜったい確信犯!!!!