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「眠れない……どうしよう」
夜の帳が下りてから数時間経ち、ベッドの中に潜ってもなかなか寝付けない。
目を閉じても、牢へ連れて行かれた少年の姿が頭によみがえってくる。
自分でもどうしてこんなに気になるのかわからないけど、胸がざわざわして目が冴えてしまった。
カモミールティーを飲んで、心を落ち着かせようかしら。
ふと思い立って体を起こしたとき、皮張りの大きなソファが目に留まる。
あれ? ハーランツさんがいないわ。
たしか、私がベッドに潜った頃は優雅に読書をしていたはずだ。風呂やトイレは電気が付いていない。
時刻は午後十二時を回ろうとしていた。もうすぐ日付が変わる夜中だ。考え事をしていたせいか、部屋を出ていった気配に全く気が付かなかった。
こんな夜中に、一体どこへ行ったんだろう?
無意識に体が動いていた。鼓動が速まるのを感じて、ひとりで部屋を出る。
就寝時間を過ぎているからか廊下に人気はなく、寮の騎士達は皆、寝静まっていた。騒がしい昼間の寮とは全く別の世界に思える。
「眠れない……どうしよう」
夜の帳が下りてから数時間経ち、ベッドの中に潜ってもなかなか寝付けない。
目を閉じても、牢へ連れて行かれた少年の姿が頭によみがえってくる。
自分でもどうしてこんなに気になるのかわからないけど、胸がざわざわして目が冴えてしまった。
カモミールティーを飲んで、心を落ち着かせようかしら。
ふと思い立って体を起こしたとき、皮張りの大きなソファが目に留まる。
あれ? ハーランツさんがいないわ。
たしか、私がベッドに潜った頃は優雅に読書をしていたはずだ。風呂やトイレは電気が付いていない。
時刻は午後十二時を回ろうとしていた。もうすぐ日付が変わる夜中だ。考え事をしていたせいか、部屋を出ていった気配に全く気が付かなかった。
こんな夜中に、一体どこへ行ったんだろう?
無意識に体が動いていた。鼓動が速まるのを感じて、ひとりで部屋を出る。
就寝時間を過ぎているからか廊下に人気はなく、寮の騎士達は皆、寝静まっていた。騒がしい昼間の寮とは全く別の世界に思える。


