「アッ!」 学校に入ってからも、この症状は治まらない。 治まるのは、寝ている時だけだ。 「また叫んだよ」 「いっつもいっつも叫ぶよねえ」 「ね、うるさい」 後ろから聞こえる声に、わたしはグッと下を向いた。 何も言えない。 何も言い返せない。