.*・゚ .゚・*.若頭の狂愛.*・゚ .゚・*.







その中でも赤く染まっている花を吸い込まれたように眺める





男のことを忘れていたことに気づき後ろを振り向くと·····冷酷な視線で私のことを冷めた瞳で見る





お互い無言で何も発さない





もう帰ろうかとドアの方へ向かおうとすると急に腕を掴まれて





後ろを振り返ろうとすると





前を向いて急に彼の胸に抱きしめられたと思ったら首元の着物を引っ張られて思いっきり肩に噛みつかられる






「:イタイっ·····離して!…ッ」






それでもこの男は離してはくれなくて





甘噛みなんかじゃない…






ガッツリ噛み付いている…






抵抗しようと彼の胸元の着物をを思いっきり掴み涙をこらえて男を睨みつける





男は掴んでいた腕を離す





私は気崩した着慣れない着物を直すことができなくて下から引っ張ると






男が近づき私の緩んだ着物を直してくれようとする






その腕を振り払おうとすると





両親の言葉を思い出し彼にされるがまままに整えてもらった






今問題を起こしたらどうなるかなんて目に見えている






私は早くこの2人の空間から抜け出したくてさっきの部屋に戻ろうと入口に向かおうとして