「アイちゃんの彼。イケメンだね~」 「へへ。美形ですよね。自慢です」 亜依、かわいいな。 もう彼氏でいい。 しかしステージに立つバンドマンとの距離がここまで近いとは思わなかった。 「いやいや。女の子でしょ」 そう言って肩をポンと叩いてきたのは、背の高い金髪の男だった。 亜依の応援してるバンドとは別のバンドのひとみたい。 「え、そうなの?」 「ごめんね。アイちゃんの……お友達さん」