マフィンはむくむくと膨らみ、甘いチョコレートと香ばしいバターの香りが漂ってくる。 幸い焦げたり縮んでいる様子もない。私は安心しながら傍の椅子に座った。 オーブンの中のマフィンは芽依菜ちゃんの分もある。一人だけ食べるものを作るのと、誰かが食べるのはやっぱり責任が違うし。綺麗に焼けて嬉しい。このまま綺麗に焼けるといいな。