「日野くんを嫌いになんてならないよ」 「本当? 絶対?」 「うん、本当、絶対」 日野くんの顔が、どんどん近づいてくる。声も、少し掠れてる。駄目だ。逃げられない。でも、逃げたくないと心から思った。 「いただきます」 彼はそう言って愛おしそうに私を見つめ、キスをする。私も応えるように瞳を閉じたのだった。