【完結】最高糖度のキミが好き




「え、待って、お弁当お願いしたのって、マフィン食べたからじゃない? あれがきっかけでご飯を……」



「まあ、そうっちゃそうなんだよね、マフィン食べて、我慢できなくなったし。計画では夏頃に出会う予定だったのに、会いに行っちゃった。ごめんね」



 妖艶に舌を出す日野くんの仕草にまた心臓がときめく。いや計画ってなに……? 前々から私と会おうとしていた?



「け、計画って、出会いの!?」



「そう、自作自演しようとした。何か無くしたとか、適当に言って、運命的な演出をして出会って、少しずつ外堀埋めて、逃げられなくしてからぺろっといこうと思って」



 ぺろっといこう、という言葉に背中に何かが走った。どことなく、危険なような気がしてならない。これ以上聞いてはいけないような気がして、でも聞かなきゃいけないような気もしてきた。