【完結】最高糖度のキミが好き



「な、なんですか」



「俺の事、好きになったのいつ?」



「え」



 唐突な発言に戸惑っていると、彼はまた少し昏い声で話を続けた。



「瑞香は俺のこと好きだって言ってくれたけど、それっていつからなのかと思って」



 真剣で、こちらを射抜くほどの強い日野くんの目。でもその奥には何となく暗闇が揺らめているようで、吸い込まれてしまいそうだ。



 ……でも、どうしよう。「あなたのマフィン食べてる姿に一目惚れしました」って言っていいのだろうか。「こいつ全部食べ物だな」なんて思われたら恥ずかしい。



 いや彼は思わないか。でもそれでも気恥ずかしさが抜けない。例え彼が何とも思わなくても意地汚いような行動はしたくない。