「俺が汚い?」
「え、え!?」
どうして日野くんが汚いなんて話になるんだ。けれど彼は確信を持ったようで、悲しそうな目をしていた。
「俺が汚いから一緒のベッド入るの嫌なら、俺もう一回お風呂入ってくるよ」
「汚くないよ! 全然汚くないって。お風呂出たばっかりだし清潔だよ日野くんは」
「じゃあ俺が臭いの?」
「だ、だからそんな話してないよ、な、なんでそんな話になるの」
「だって五十嵐さん、俺と一緒に寝たくないっていうから」
「えええ……」
日野くんはじと……っとした目で見てくる。な、なんだかこういうことを屁理屈と言うような……。いや彼は優しい人だ。でもなんだかスイッチが入ると、かなりおかしなことを言う気がする……。
「じゃあ俺、お風呂入ってくるね」



