けれど、別に河内くんのことは好きじゃないし、運命の人に会いたい気持ちもない。
日野くんを好きな気持ちを消してほしいとも思うけれど、それはここですべきじゃないお願いだろう。となるとすべきことは一つだ。
……日野くんが好きな人が、日野くんのことを好きになって、二人が幸せでいられますように。
もしかしたら、もう日野くんのことを好きな人は彼のことを好きかも知れないけど、とりあえず縁結びの神様なのだから、ニュアンス的に分かってもらえるだろう。
一生懸命お祈りし終えると、日野くんも終わったらしくこちらに顔を向けていた。
「終わった?」
「うん、日野くんも」



