「五十嵐さんと会えてよかった。きっと五十嵐さんがいなかったら運びきれてなかったよ。ありがとう」 「えっ……あ、あー、気にしないで」 いつの間にか職員室に辿り着いていたらしい。私の持っていたプリントたちは日野くんが抱えていて、彼は「ここでいいよ」と笑う。 「五十嵐さん。今日はありがとう」 「どういたしまして。えっと……じゃあね、日野くん」