芽依菜ちゃんはしおりに添付された地図とスマホの地図を見比べている。私は彼女に同意して、真木くんも異論はないようだった。
「とりあえずお土産屋さんが集中しているっぽい大通りに出て……」
彼女の先導に従ってついていく。落ち着いた暖かみのある木造の建物が並ぶ通りに出ると、お饅頭や卵、名物! と大きく記されたのぼり旗が立ち、色んな食べ物の匂いがあちこちで香り始めた。
ふっくらと小麦を蒸したような香り、甘く煮詰めた香り……いい匂い。
きょろきょろと見まわしながら歩いていると、不意に真木くんが足を止めこちらに顔を向けた。
「めーちゃんの、おともだち」



