彼はそう言って私を連れエレベーターに入ると彼の部屋の階のボタンを押す。私は何が何だか分からず、言われるがまま彼の部屋へと向かったのだった。 ◇ おずおずと日野くんの後を追い彼の家へと入っていく。今日は木曜日で、月曜日からずっとお昼を食べるときに夕食を渡していたからここに来るのは約四日ぶりだ。あまり日が経っているわけじゃない。 変わったところも特にないはずなのに、室内は異様な雰囲気に包まれているように感じた。