こんな汚い気持ちが、日野くんを苦しめるような気持ちが、傷つけるような気持ちがどんどん湧いて出て苦しい。私は今すぐ、日野くんを好きなことをやめたいのに。 ぎゅっと、手のひらを握りしめる。食べ物を前にいらないなんて思ったことは一度もなかったのに、私は初めて目の前にあるカレーとナンを見て食べられる気がしなかった。 ……誰かにあげよう。 私は漠然とそう思いながら、ただただ目の前のテーブルを眺め俯いていた。