しかもその危うさは日々更新している。幼馴染である彼女はもっと危なっかしいところを見ているのだろうから、この心配も納得できる。



 あと、心配させながら別の班で調理実習を行うのはあまりに酷だ。芽依菜ちゃんが精神疲労でどうにかなってしまうかもしれない。



「カレーのしつこい油汚れは任せて……!」



 私の言葉に芽依菜ちゃんしばらく考え込んだ後、まるで洗剤の広告みたいな言葉を言って真木くんの元へ向かっていった。