「芽依菜ちゃん、真木くんの元に行ってきて、私は大丈夫だから」



 心配しすぎて虚ろな目になり始めた芽依菜ちゃんの肩にそっと手をのせる。今回も彼女は真木くんの班に行ってもらった方がいい。本当に真木くんならやりかねないのだから。



 半年間同じクラスで生活してみて、ただのクラスメイトとして見る真木くんですら驚異的な危なっかしさを持っていると分かった。