【完結】最高糖度のキミが好き



「そ、そんなことないよ。最近テストとかあったし、ちょっと寝不足で……」



「本当に? だって幻聴って疲れで出ることもあるってテレビで言ってる人いたよ?」



「いや、本当に大丈夫だから。何にもないよ」



「……なら、俺この間撮影で行った喫茶店で、疲れが取れるお茶の作り方見て来たから、それ淹れてもいい?」



「え……」



 日野くんは「座ってて」と私をソファに座らせると、颯爽とキッチンへ向かっていく。ぼんやり様子を窺っていると、彼はポットを取り小鍋を出しはじめた。死角になっていて手元は良く見えないけど、なんとなく手際の良さそうな所作だなと思う。