ポケットからスマホを取り出そうとすると、日野くんが私を制止した。言う通りに手を止めると、彼はノートパソコンを操作して何かを確認し画面を見ながら「やっぱり」と呟く。
「俺、明後日あたり午後から夜までぶっ続けで仕事でさ、だから夕食弁当にしてほし……、うん明後日だ。明後日の夕食なんだけどお弁当にしてもらっていいかな?」
日野くんはノートパソコンを閉じてこちらにやってきた。じゃあ明後日の夜はお弁当だ。スマホを取り出してスケジュールにメモをしてからトークアプリを開くと、何の表示もされていなかった。
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